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環境
2012年9月20日号


第17回 清流に恵まれた奥多摩で種から育てられる
奥多摩わさび

取材協力/江戸東京・伝統野菜研究会代表 大竹道茂
大竹道茂の江戸東京野菜通信 http://edoyasai.sblo.jp/

 

斜面での収穫作業をたやすくこなす清美さん。後継者不足が深刻な中、頼もしい生産者の一人だ

 本紙では以前にも奥多摩わさびを紹介したが、今回取材したのは、奥多摩駅より車で約30分、奥多摩湖のダムサイトよりさらに奥に入った奥多摩町・留浦(とずら)で奥多摩わさびを栽培する坂村裕之・清美さん夫妻。裕之さんは奥多摩わさび栽培組合の副組合長でもある。坂村さん宅では、自家採種して種からわさびを育てている。

 急斜面で栽培されるわさび田にはかかせない作業用モノレール設置の仕事も兼務する裕之さんに代わり、奥多摩わさびを育てるのは主に清美さんの仕事。わさび田まで山道を上ったり、沢に下りたりするだけでも重労働だが、大きな農機具はモノレールでも運べないためすべて手作業。斜面で腰を曲げながら苗を植えたり、収穫したりしなければならない。20本ほど収穫してみたが、それだけで腰が痛くなった。

 

収穫したばかりの奥多摩わさび。わさび田のすぐそばを流れる渓流の水で根を洗う年沢の近くのわさび田までモノレールを使って下りていく

 「それよりも一番大変なのが種採り」と清美さん。6月の2週目頃、種がついた蔓をそのまま沢近くの日陰まで運び、数日おいて腐ってきた部分をひたすら洗い流して種を選別する。この作業が3~4日続く。

 「早すぎても種ができていないし、遅すぎると種が落ちてしまう。その見極めも難しいんです」

 採れた種はビニールハウスで育てられ、5~10㎝程度になるとわさび田に植えられる。ゴマ粒くらいの大きさの種が今年は10升採れたそうだ。

 

年沢の近くのわさび田までモノレールを使って下りていく

 「わさびは花も葉っぱも茎も食べられるんですよ」と清美さんがお手製のわさびの花の甘酢漬けをふるまってくれた。爽やかな酸味とわさびの香りが口の中に広がり、暑さが和らぐ一品だった。

 

 

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