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暮らし・文化
2013年4月20日号

らくがきスポーツカフェ(33)

意外に寒い春のスポーツ観戦

スポーツ・プロデューサー、NPO法人スポーツ見物協会 堀田 壽一

 今回はチョット趣向を変えて、お天気の話。

 この春のサッカー観戦はいつものシーズンより寒さが厳しい。「そりゃあアンタの歳のせいだよ」って言われれば、反論はできませんが。

 歳とともに頭のテッペンの髪の毛が全く育たなくなったので、昨年暮れに思い切って刈り上げヘアーにした。サッカーを開幕からスタンドの記者席で観戦しているが、その首筋に吹き付ける風に身震いする日が例年より多いような気がする。

 春のスポーツ取材の時は、1日の気温差が激しいので着脱が楽な衣類を身に付け、小さくたたんだダウンベストと使い捨てカイロ2個をバッグに用意してスタンドに入る。

 東京の3月の平均最高気温は12・9度、4月は18・4度。もちろん1月や2月より暖かく過ごしやすいのだが、午後3時を過ぎると急速に気温は下がると感じる。そして、微風でも吹こうものなら、さらに強く寒さを感じる。風速が1m増すごとに体感温度は1度下がるといわれている。天気をあまく見て、スタンドで何度寒さに震えた事か……。

 いつの頃からか、取材バッグには防寒具を入れるようになった。「もう寒さ対策は大丈夫」と、防寒具を持たなくなるのはゴールデンウィークが終わる頃と決めている。ただし、東京圏では、だ。

 北海道では5月の連休中に雪が降ることもある。東京から出かける時には、たとえ東京では半袖で過ごしていても、上に羽織える大きめのトレーナーかコンパクトなトラベルコートを持参することにしている。

 4月上旬のサッカーのデイゲームにスプリングコートで出かけた。しかしスタンドは寒く、コートの上に持参したダウンベストを羽織り、両ポケットに使い捨てカイロを入れたのだが、それでも寒かった。私の刈り上げヘアーとの関係はないと思う。

 友達の記者は、丈の長い防寒用のスタジアムコートを着て「最高気温20度は予報でしょ。午後は20度以下になるのよ。風吹いてごらん、何度になると思うのよ」と、寒さに震えシャキッとできない私に言った。

 今年は4月下旬になって、予想最高気温が20度でも油断はしない。

 さて、防寒具は何時まで持ち歩こうか。ゴールデンウィーク後もバッグに入れているかもしれない。

 野外のスポーツ観戦は、4月下旬になっても寒い日がある。ナイターは特に厳しく冷える。油断大敵。1枚上に羽織えるトレーナーかカーディガンを持参しましょう。

 


<筆者紹介>

堀田 壽一(ほった じゅいち)

愛知大学経済学部卒業。NHK入局。報道カメラマンを経て、NHKスペシャル「アフリカに架ける橋」「飢餓地帯を行く」「呉清源」など幅広いジャンルでカメラマンとして活躍。スポーツも各種目を取材、スポーツ報道センターチーフプロデュサーとしてサタデースポーツ、サンデースポーツ副編集長を務める。オリンピックはリレハンメル、アトランタ、シドニー、サッカーは1998年のフランス大会を現地取材。特にJリーグは1983年から取材を続けている。1997年、NHK退職後、関連会社でスポーツ番組制作に参加。2007年からフリーランス・スポーツプロデューサー。日本トップリーグ連携機構マネージメント強化プロジェクトアドバイザー、NPO法人スポーツ見物協会会員。

 

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