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特集
2013年4月20日号

 

「東京都交通局経営計画2013」における
都営バス車両の取り組み

東京都交通局自動車部車両課長  加納晴生

東京都交通局自動車部車両課長

 東京都交通局では、平成25年度を初年度とする3か年の「東京都交通局経営計画2013」を本年2月に策定しました。この新たな経営計画における都営バスのさまざまな取り組みのうち、バス車両に関するものについて紹介します。

 

バス車内の情報サービスの強化

 これまで都営バスでは、携帯電話やパソコンから、バスの時刻表や位置情報を確認できる、都バス運行情報サービスの配信や、停留所での待ち時間などを確認できるバス接近表示装置を設置するなど、これから都営バスに乗車しようとする方に対する情報サービスを充実してきましたが、今後は、バスに乗車中のお客様に対する情報サービスも充実していきます。

 具体的には、現在のLED式の車内表示装置に代わり、お客様の多い路線などに、液晶画面の表示装置を順次導入する予定です。この装置は、現在のものに比べて画面が大きく、これまで次の停留所名のみ案内していたものを、さらにその先の複数の停留所名まで、視覚的にわかりやすく案内することができます。

 また、都営地下鉄に続き、バス車内をWi―Fiなどの無線LAN機器の設置場所として提供し、車内でインターネットを楽しめるよう環境整備を行います。

 

低公害ノンステップ車両の導入

東京都ノンステップバス

ノンステップバス

 更新する車両のすべてを、最新の排出ガス規制に適合したノンステップバスとし、窒素酸化物(NOX)・粒子状物質(PM)の削減に寄与します。

 ノンステップバスとは、乗降口に段差がなく、誰もが乗り降りしやすい車両で、車内には2台分の車いすスペースを設置しているほか、車両には車体を傾けて乗降口側をより低くできる装置も装備しており、体の不自由な方や高齢の方も安心してご乗車できます。

 交通バリアフリー法では、バス事業者に対し、平成32年までに保有車両の70%をノンステップとすることを求めていますが、都営バスでは本年4月に100%ノンステップ化を達成しています。

 また、環境面では、省エネ運転の徹底を進めていきます。これは、都営バスの全車両に搭載したエコドライブ用機器を積極的に活用して、省エネ運転の徹底を図り、燃料消費量の抑制に努めていく取り組みです。

 今後も以上のようなハード・ソフト両面での取り組みにより、誰もが利用しやすいサービスの提供を進めていきます。

 都営バスでは、ここに紹介したこと以外にもさまざまな取り組みを行います。詳しくは「東京都交通局経営計画2013」をご覧ください。

 

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