2008年5月20日号
<江戸の技と知恵の歳時記>
第5回 手ぬぐい
団十郎の三升紋

 団十郎の三升紋


 汗ばむ季節。タオルやハンカチが主流となり、一時鳴りを潜めていた手ぬぐいだが、その使い勝手の良さが見直され、今再び注目を集めている。

 手ぬぐいは、古くは神事や元服など、神聖な儀式で身体や器具を清浄にするためにおもに使われ、上流階級の専用物であった。

 江戸時代になると、民間や武士の間で使われるようになり、入浴や洗顔の際に用いられたほか、餞別、心付け、各種の見舞などにも用いられるように。当時大流行した歌舞伎役者が家紋や家の文様柄を入れた手ぬぐいは庶民の憧れでもあったという。

団十郎の三升紋

代表的な図案「かまわぬ」

 鉢巻、帯、下帯、ほおかむり、頭巾代わりにも手ぬぐいは使われ、職業や状況に応じて米屋かぶり、喧嘩かぶり、南瓜かぶり、吹流し、置き手ぬぐいなど、さまざまなかぶり方がなされるようになった。髪を結い上げた時代の、土埃を除ける実用面と現在の帽子やスカーフのように、粋な手ぬぐいで髪を包むのは、庶民のおしゃれでもあったのである。

 また、旅にも欠かすことのできない七つ道具の一つで、日除けや腰帯、振り分け荷物の紐や急場の包帯、目印の旗にもした。

 思えば不思議な存在である。

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