2008年4月20日号
都バスの地球温暖化対策
〜グリーン経営認証を取得〜
東京都交通局 自動車部車両課長 野崎 慎一

 東京都は、2016年のオリンピック招致に向けて、さらに機能的で魅力的な都市に生まれ変わろうと「10年後の東京」を策定した。

 ここでは、東京が近未来に向け、様々な分野で、より高いレベルの成長を遂げていく姿を描いており、環境対策については2020年までに2000年比25%のCO2を削減し、世界一の温暖化対策を進めることとしている。

 都バスは、これまでも公営交通事業者として、アイドリングストップ装置の装着や低公害バスの導入、最新の排出ガス規制に適合した車両への更新等、環境対策に積極的に取り組んできた。

 最近では、排出ガス対策や省エネ対策に加え、地球温暖化対策への早急な取り組みが求められていることから、昨年度から新たに、バイオディーゼル燃料の導入、エコドライブの推進、ハイブリッドバスの導入、バス車体の屋根部への遮熱塗料の塗布試験等を実施している。

 バイオディーゼル燃料については、昨年10月から、環境局と連携し、バイオ燃料を5%混合した軽油(B5燃料)を都バス65両で使用している。

 さらに、軽油への高濃度混合が可能で、将来は廃食用油や動物性油脂の利用も期待できる、水素化処理による第二世代バイオディーゼル燃料についても、民間との共同事業により、都バス2両を使用した運行を実施したところである。

 また、エコドライブを推進するため、各車両の燃料使用量と運行記録を集計する独自のシステムを開発し、本年3月、本局である自動車部と、渋谷営業所新宿分駐所においてグリーン経営認証(交通エコロジー・モビリティ財団が認証)を取得した。今後は、全営業所にこのシステムを展開し、都バス全体での認証取得を目指す。

 都バスでは、今後も定時性や利便性を確保する一方、環境対策についても、東京発の先進的な取り組みの発信に努めていく。

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