2008年9月20日号
江戸・東京を知る
江戸地理ガイド本
資料提供/人文社

 江戸時代の古地図を見ると、江戸時代の地形や都市構造、そして下町人情の裏話が聞こえてくる……。それをQ&A方式にした『えどちりクエスチョン』シリーズが2冊、刊行されている。

 2月に発行された〈其の1〉は「江戸のかたち編」 江戸の海はなんと呼ばれていた? 江戸にお寺が多いのは? など、江戸の都市構造にスポットをあて、起伏と川がつくりだした大都市・江戸の形成史が書かれている。また、6月に出た〈其の2〉「江戸のしくみ編」では、「向こう三軒両隣」の範囲や、天下祭のルートと江戸城等、江戸のまちの役割や制度、行事や風俗にまでふれている。

 著者は、日本の歴史学研究者・都市史研究家である鈴木理生(まさお)氏(82)。1986年まで千代田図書館に勤務したのち、東京都市史研究所理事、東京地縁社会史研究所理事などを歴任し、『大江戸の正体』(2004年、三省堂)、『江戸・東京の地理と地名』(2006年、日本実業出版社)等、江戸に関する著書も多い。

 『えどちりクエスチョン』は、今後もシリーズとしてつづく予定。ちりばめられた情報をもとに、古地図と現代のまちなみを比べ、実際にその場所を歩くことで、江戸・東京をもっと楽しむことができるだろう。

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