2008年3月20日号
鳥瞰 「軍事教練の勧め」
集団訓練でこそ身に付く、他者への思いやりを

 以前に大学の入学時期を9月にして、3月卒業後の半年間を社会奉仕活動期間にせよとの話があった。その後の経過は知らないが、この着想はなかなか秀逸であって、そのままお蔵入りにするのはもったいない。但し社会奉仕活動などと耳に聞こえの良いものではなく、はっきりと軍事教練と言うべきだ。

 軍国主義の復活だの、戦争の放棄を謳う憲法9条を守れだのと言われかねないが、そんなことはない。言いたいのは、戦争が終わって、60年余も経つとすっかり平和ボケが進んで、自分が攻めて行かないから相手もまた攻め込まないという理想主義的な、変な納得感に支えられていることが恐ろしい。

 安保条約によって、有事にはアメリカが守ってくれるとの神話を信じて、ひたすら経済発展に邁進してきたが、いくら経済力が強くなっても、それだけで国を守る力になりはしない。現に日本だけが危機的状況に陥ったとして、本当にアメリカ人一人一人が、日本人の為に血を流してくれるのだろうか。残念ながら、多分に希望的願望に過ぎない。

 我々は人に号令を掛けることも、掛けられることにも慣れていない。いやむしろ知らないと言ったほうが正しい。別に銃器の取り扱いを覚えろとは言わないが、集団で行動することに全く不慣れな、烏合の衆が、有事にまとまれるかを問いたい。せめて軍事教練を受ける中で身に付く、集団行動の規範こそが、いざというときに最低限身を守り、国を守る礎となるのではないだろうか。

 不必要にのさばった個人主義と言うか、利己主義の姿勢が、有事には邪魔になりこそすれ役に立つことはない。世界は決して平和でもなければ、民主思想が行きわたっているわけでもない。国を思い、国家の存立を考えるよき機会として、その6ヶ月を使いたいものだ。

 青春の一時期、寝食を共にする体験は、若者にとって将来必ず役に立つ体験となるだろう。その僅かな期間だけでも国を思う時間を持って欲しいものだ。

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