2008年5月20日号
小児科医・産婦人科医は減少
都内分18年度調査結果

 全国的な医師不足が社会問題となっているが、東京都が七日にまとめた調査では、平成十八年度では医師数の増加となっているものの、小児科や産婦人科で二つ以上の診療科に属している医師数は減少していることがわかった。

 これは平成十九年十二月に国が公表した、平成十八年度の医師、歯科医、薬剤師の東京都分の集計結果。

 医師数を見ると、医療施設で働く医師数は前回の二年前の調査と比べ九百六人増の三万三千六百四人となった。

 しかし二つ以上の診療科で働いている小児科と小児外科の医師数は四十九人減の三千九百五十一人で、同様に二つ以上の診療科で働く産婦人科と産科医師数は二十人減の千二百九十五人となっている。

 歯科医師数は六十五人減の一万四千八百十九人。このうち小児科歯科医師の数は十一人減の二百六十七人となっている。なお、二つ以上の診療科で働いている小児科歯科医師数は二百二十人増の五千四百八十六人となっている。

 薬剤師は千六百十九人増の三万九千三百二十三人となっている。

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