トップインタビュー Vol.34
NPO法人日本子守唄協会 理事長 西舘好子さん
子守唄を聞くと、人はなぜか切ない気持ちになったり、涙を流したりする。それは子守唄が人の心の琴線にふれるからではないだろうか。古くから伝わる子守唄が消え去ろうとしている今、情操教育のあるべき形として子守唄が見直されている。子守唄を通して“親と子の絆”や“子育て支援”に資するために尽力しているNPO法人日本子守唄協会理事長の西舘好子さんにお話をうかがった。
2010/10/20トップインタビュー Vol.33
独立行政法人日本芸術文化振興会 理事長 茂木 賢三郎さん
日本が誇る古典芸能を保存し、次の世代へ継承するとともに、現代舞台芸術の振興も担う日本芸術文化振興会。国立劇場、国立演芸場、国立能楽堂、国立文楽劇場、新国立劇場、国立劇場おきなわを統括する一方で、演技者や演奏者、観客の育成にも尽力している。昨年7月、同振興会理事長に就任した茂木賢三郎さんに、舞台芸術のことだけでなく、少子化や教育の問題についてもうかがった。
2010/09/20トップインタビュー Vol.32
東京フィルハーモニー交響楽団 常任指揮者 ダン・エッティンガーさん
1911年、名古屋で創立した日本で最も古い伝統を誇るオーケストラ「東京フィルハーモニー交響楽団」。2010年4月、その第8代常任指揮者に就任したのが、ベルリン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場をはじめとする世界の楽壇で活躍するダン・エッティンガーさんである。髪型やファッションにも自立したスタイルを貫く、エッティンガーさんの東京フィル、そして音楽に対する想いをうかがった。
2010/08/20トップインタビュー Vol.31
西川産業株式会社 代表取締役会長 西川甚五郎さん
時は室町時代末の永禄9年(1566)。初代西川仁右衛門は近江国蒲生郡南津田村で商いを始めた。西川産業では、この年をもって創業としている。当時の商いの例にもれず、スタートは蚊帳をはじめとする生活用品を行商。先見性と創意工夫の精神でヒット商品を生み、卓越した経営センスで時代の荒波を潜り抜けてきた。創業444年を迎えた西川産業株式会社代表取締役会長の14代西川甚五郎さんに商いの極意をうかがった。
2010/07/20トップインタビュー Vol.30
東京商工会議所副会頭 井上裕之さん
未曾有の経済危機は一部に改善の兆しを見せつつあるものの、中小企業や地域経済は依然として厳しい状況にある。今後、日本が力強い経済成長を実現していくためには、明確な成長戦略の実現に向けて企業と地域のイノベーション(自己革新)が不可欠だ。中小企業経営者として初めて副会頭に就いた井上裕之さんに東京商工会議所が果たすべき役割をうかがった。
2010/06/20トップインタビュー Vol.29
足立区長 近藤やよいさん
今、足立区は大きく変わりつつある。近藤やよい区長は平成19年の区長就任以来、これまでの足立区のイメージを払拭すべく奮闘中だ。都市基盤整備がひと区切りついた今、区民満足度をあげるためにソフト面の施策にも意欲を見せている。特に教育と治安の課題解決に向けた決意は強い。次のステップを視野にする近藤区長に区政に対する思いを伺った。
2010/05/20トップインタビュー Vol.28
日本赤十字社社長 国際赤十字・赤新月社連盟会長 近衞忠煇さん
人道、公平、中立、独立、奉仕、単一、世界性という7つの基本原則に則って行動する赤十字。その活動は、自ら戦争負傷兵の救護を体験したアンリー・デュナンの「傷つき苦しんでいる人を救いたい」という思いから始まった。誰もが知っているその活動に半世紀近く従事し、昨年、アジア地域から初めて国際赤十字・赤新月社連盟の会長に選出された日本赤十字社社長、近衞忠?さんに、赤十字との出合いから今後の役割までをうかがった。
2010/04/20トップインタビュー Vol.27
スエヒロ商事株式会社 代表取締役社長 上嶋棟一郎さん
明治43年3月10日、大阪北新地で創業し、今年100年を迎えたスエヒロ。「ビフテキ」や「しゃぶしゃぶ」を世に出し、牛肉を中心に常に日本の食文化をリードしてきた裏には、食材に対するこだわり、高い技術、そしてスタッフ一人ひとりのプロとしての矜持があったからに違いない。スエヒロ商事株式会社 代表取締役社長の上嶋棟一郎さんに外食産業のあり方についてうかがった。
2010/03/20トップインタビュー Vol.26
株式会社グッドバンカー代表取締役社長 筑紫みずえさん
SRI(社会的責任投資)という言葉が、一般的でなかった20世紀の終わり、日本初のSRI型金融商品「日興エコファンド」を企画・発売。これまで投資に関心のなかった人たちを惹きつけた。21世紀は、投資したお金がどう使われるかが問われる時代。最終的にめざすのは、世界の平和につながる「教育・文化・芸術ファンド」と言う株式会社グッドバンカー代表取締役社長の筑紫みずえさんにお話をうかがった。
2010/02/20トップインタビュー Vol.25
狂言師 山本東次郎さん
厳粛な能に対して、狂言は滑稽な対話劇?「笑いの芸能」とみなされることがある。しかし、単なる「お笑い」であれば、600年もの時を経て、古典となることはないはずだ。狂言は、人間が持っている愚かさや弱さを厳しく見つめつつも、それらを糾弾したり、暴露したり、追求したりしない。そして、あえてドラマティックにしないところに狂言の狂言たるゆえんがある。狂言方大蔵流・山本東次郎家当主として、山本家の芸を受け継ぐ山本東次郎さんに狂言のあるべき姿をうかがった。
2010/01/20トップインタビュー Vol.24
東京都桧原村長 坂本義次さん
墨田区は北十間川のほとりに、徐々にその姿を現しつつある「東京スカイツリー」。自立式電波塔として世界一の高さ634mを目指し、着々と工事が進んでいる。日本の伝統的な技と美意識を受け継いだ意匠のタワーは、21世紀の最新技術を駆使し、2011年12月に完成。翌春には、人に、そして環境にやさしいコミュニティとともに誕生する予定だ。事業主体である東武タワースカイツリー株式会社取締役社長・宮杉欣也さんにタワーにかける想いをうかがった。
2009/12/20