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数字で見るTOKYO 第2回2017年06月20日号

 
東京街角ウォッチャー 松本 典久

8.4冊 区市町村立図書館における館外貸出図書数(都民1人当たり)

 8・4冊。これは2016年度の都民1人当たりで計算した、区市町村立図書館における館外貸出図書数だ。都内には現在385もの区市町村立図書館があり、その合計蔵書数は4628万3449冊。このうち、2016年度に貸し出された総数は1億1388万8813冊だった。東京には国立や都立図書館もあり、これらも合せると活用されている図書数はさらに増える。

 区市町村立図書館の図書館数で見ると、大田区や世田谷区にはそれぞれ16館あり、足立区、北区……と続く。ただし、図書館が多いからと住民にとって手厚い地域である、と一概に評価できるわけではない。

 ためしに図書館1館当たりの人口数・蔵書数、住民1人当たりの蔵書数などを計算してみるといろいろ考えさせられる。ちなみに青ヶ島村は図書館1館当たりの蔵書数が都内最下位となるものの、図書館1館当たりの人口数、住民1人当たりの蔵書数はトップクラスとなる。

 昨今、さまざまなメディアの台頭で図書離れが心配されている。しかし、図書館の役割も減少しているというわけではないだろう。実際、20年前と比較すると貸し出された総数は6577万4406冊で、都民1人当たりの貸し出し数は5・6冊。今は1・5倍に増えている計算だ。せっかくの行政サービスなので大いに活用していきたい。

 

 

 

 

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