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第2回定例都議会開会2018年06月20日号

 
小池都知事

 第2回定例都議会が12日開会し、小池知事が所信表明を行った。知事は東京が先進都市に発展した背景に、関東大震災後の復興事業や、1964年の東京五輪でのインフラ整備など、先人たちが築いた貴重なレガシーがあるとして、今後も「人」に焦点を当てた都政運営に努めることを強調、「都民一人ひとりに着目し、誰もが明日に向かって活躍できる東京を築き上げていく」と改めて決意を示した。今定例会には47議案が提案されており、国よりも厳しい規制が盛り込まれた受動喫煙防止条例が大きな焦点となるほか、知事の都政運営、築地再開発などが審議される見込みだ。

 

小池知事が所信表明「人に焦点を当てた都政運営」に意欲

【不合理な税制改正】

 平成30年度の税制改正で、地方消費税の清算基準の見直しにより約1千億円の減収となり、平成元年以降の累積では6兆円の財源が都から奪われている事態について、「国は地方間の税収格差是正を主張し、東京の財源をさらに奪う検討を始めているが、全く根拠を欠くものと言わざるを得ない」と批判、東京都税制調査会にも諮りながら、地方税財源のあり方について議論を深め反論していく考えを示した。

【豊洲移転と築地再開発】

 10月11日の開場に向けて、豊洲市場の安全宣言を求める声が出ているが、知事は「万全を期すための追加対策工事を着実に進めており、来月の完了後、専門家会議による確認、認可申請など、安心を実感していただくべくステップを重ねていく」とこれまでと同じ発言を繰り返した。

 交渉が難航している千客万来施設については、「事業者との協議で『2020大会後の速やかな着工』との提案をいただいた」と述べ、地元江東区の理解も得たうえで最終合意を目指す考えを示した。

 一方、築地再開発については、有識者会議のまちづくりに関する提言を受け、今後庁内に検討会を立ち上げ検討していくと述べるにとどまり、具体的な方針にはふれなかった。

【障害者理解の促進】

 今定例会には都民や事業者が障害者への理解を深めるための「障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例」の新設が提案されている。

 知事は「事業者に対して合理的配慮の提供を義務付けるなど法律よりも一歩踏み込んだ内容としており、障害のある方がより暮らしやすい社会を都民とともに築いていきたい」と趣旨を説明した。

 さらに、LGBT等を理由とする差別やヘイトスピーチなど、新たな人権問題への対応については、オリンピック憲章もふまえ、9月の第3回定例会に条例案を提出していく考えを明らかにした。

【環境国際会議の成果】

 先月、世界22都市が参加して開催された「環境国際会議」は会議名を「きれいな空と都市 東京フォーラム」として廃棄物処理、資源循環、大気汚染対策について、今後のビジョンと取組みを「東京宣言」として世界に発信した。知事は「ますます高まった東京のプレゼンスを最大限に発揮しながら、東京こそが環境分野で世界をリードする役割を担っていきたい」と「環境の小池」をアピールした。

 具体的な取組みでは、ボランティアや企業等と「チームもったいない」を創設、食品ロスの削減やリサイクルを広く働きかけていくとともに、2030年までに、電気自動車や燃料電池自動車等の割合を5割にまで増やす目標を示した。

 そしてこの夏、八丈島と新島で「東京アイランドモーターショー」を開催し、電気自動車の魅力を発信していく考えを明らかにした。

 

 

 

 

タグ:第2回定例都議会 所信表明 受動喫煙防止条例 築地再開発

 

 

 

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