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局長に聞く85 港湾局長2015年12月20日号

 
「PORT & TOKYO」を世界へ

港湾局長 武市 敬氏氏

港湾局長 武市 敬氏

 東京都の各局が行っている事業について局長自らが紹介する「局長に聞く」。85回目の今回は港湾局長の武市敬氏。舛添知事が推進する舟運の活性化、臨海副都心での多言語化の取り組みなどについて伺った。

(聞き手/平田 邦彦)

舟運の活性化で東京の魅力増

—局長の胸にバッジがありますが、それは。

 今、港湾局では「PORT&TOKYO」をキャッチフレーズに使おうということで、縹色(はなだいろ)のバッジをつけています。職員の名刺にもこのデザインを入れています。

 「&TOKYO」は、東京が、様々な人・モノ・コトが出会い、つながることで、新しい楽しさをつくり出す街であるという世界に向けたメッセージです。これをベースに、「港」を意味する「PORT」をつなげたのです。

 色も海をイメージする縹色を使いました。今後、東京港を中心に、世界を視野に入れ「PORT&TOKYO」を広めていきたいと思います。

 私は港湾局の仕事は今回が初めてです。現場に出るのもかなり久しぶりなので毎日が非常に新鮮です。守備範囲も東京港のみならず離島、そして調布飛行場も抱えています。

—舟運の活性化ということで先日、舛添知事が水上タクシーに試乗していました。

舛添知事も試乗した水上タクシー

舛添知事も試乗した水上タクシー

 東京の持つ魅力の中で、世界にうまく発信できていないのではないかと思われるもののひとつに東京の海の魅力があります。

 先般、イギリスのウイリアム王子が来日した際に、羽田から直接、船に乗って浜離宮までおいでいただきました。「王子も大変喜んでおられたので、海の魅力をしっかり伝えるように」との知事の指示の下、我々も検討をはじめたところです。鉄道や道路は発展しましたが、海については人の移動、または観光という観点からはかなり立ち遅れています。

 2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて舟運の活性化の機運が高まっています。東京港では、初めて水上タクシーの専業会社が立ち上がり、知事も、水上タクシーに試乗しました。このように、民間事業者が海上交通の活性化を図るという動きになれば、我々としても非常にありがたいし、全面的に応援したいと考えています。色々な方が色々なアイデアを出しながら、多種多様な選択肢を東京の海に広げてほしいです。

 都として、短期的には航路の充実などを行いたいですし、長期的には運河を街の表玄関にできるような仕組みも考えていきたいです。

—海外から東京へ訪れる方が急増しています。港湾局では多言語化に向けた取り組みを行っているそうですが。

 港湾局は臨海副都心の開発を担っています。ここ数年、臨海副都心に外国人観光客が訪れるようになり、賑わいが生まれています。

 しかし、コミュニケーションがうまく取れないケースもあることから、臨海副都心を多言語対応の先進モデル地区にしたいのです。このモデルが成功すれば他のエリアにも応用することができます。

 

島しょの津波対策を推進

—具体的な内容は。

 既に実施しているものとしては、新交通「ゆりかもめ」の駅員に翻訳機能があるタブレットを持ってもらい、外国人観光客からの問い合わせに、お互いの言語で対応することが可能となっています。

 また、がん研有明病院では、独自に、数カ国語対応が可能なスタッフを置いていて、外国人が急病の時にも対応できる体制が整備されつつあります。

 さらにロボット型のアンドロイド、「地平ジュンこ(ちひらじゅんこ)」を観光案内所に設置して、来年からは、外国人からの質問に、その外国人の発した言語で答えることが可能になるようにします。

(株)東芝が開発した「地平ジュンこ」

ハロウィン仕様のアンドロイド「地平ジュンこ」

 臨海副都心には沢山の飲食店があります。メニューを多言語化し、さらにハラル対応をすることで、訪れた方々がストレスなく臨海副都心を楽しめるようにしたいと思います。

 デジタルサイネージの多言語対応を進めていますし、無料Wi—Fiもかなり広いエリアで、ひとつのパスワードで使えるようにしています。是非、臨海副都心においでいただきたいです。

—2020年東京大会に向けた取り組みは。

 海の森水上競技場は、我々港湾局が整備することになっています。まずは整備をしっかり行うこと、それに合わせて臨海地域のアクセスの改善を行う必要があります。臨海副都心と海の森水上競技場や新しいコンテナターミナルを南北に結ぶ新しい道路を整備して、渋滞の緩和を図ります。

 また、新しい客船ターミナルを臨海副都心地域に整備します。これは大型クルーズ船にも対応できる規模です。これらの事業を、2020年までに完成させることが使命です。

—最後に島しょの取り組みについては。

 島の振興を港湾の面から支える必要がありますが、港の機能はまだまだ完成途上にあるというのが実感です。これを進めるということが第一です。そして喫緊の課題としては、島の津波対策です。島の方々を津波から守るための避難タワーを優先的に整備しています。

 

  
 

 

 

タグ:東京都港湾局 臨海副都心開発 PORT & TOKYO 地平ジュンこ 海の森水上競技場 島しょ避難タワー

 

 

 

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