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都政レポート
2010年9月20日号

 

局長に聞く 25
幅広い施策で都民生活を支える

生活文化局長 並木一夫氏

生活文化局長 並木一夫氏

 東京都の各局が行っている事業のポイントを紹介してもらう「局長に聞く」。25回目の今回は生活文化局長の並木一夫氏。生活文化局の所管する事業は、広報・広聴、消費者行政、文化振興、男女平等施策、私学行政など、非常に幅広く多岐にわたる。今回は、その中から消費生活、文化施策の取り組みについて話を聞いた。

(聞き手/平田 邦彦)

各局との連携で消費者の安全を確保

―さまざまな消費者トラブルが後を絶ちません。

 食品の安全や商品の取引などを幅広く所管する組織として、昨年9月に国が消費者庁を設置してから約1年になりますが、いまだ十分に機能していないとの声も聞かれます。
 東京都はかつての「物価局」の時代から消費者行政に力を入れてきており、国に先がけて多くの問題に取り組んできたところです。子どもによる使い捨てライターの火災事故の多発に関しては、都の要望により、年末から法規制されることになりましたが、これも国を動かした一例です。
 消費者問題は、各局が所管する多くの法令が関係しており、例えば金融に関する問題であれば産業労働局、高齢者を対象とした悪質商法なら福祉保健局と、他局との連携が欠かせません。そのため、局を横断して連絡会議を設置するなど密接な連携体制をとっています。
 また、区市町村との連携も重要であり、「東京都消費者行政活性化基金」を創設し、区市町村に重点的に配分するなど、区市町村の消費者行政を支援しているところです。 

―消費生活センターなどの相談機能の強化も重要ですね。

 都内には飯田橋のセントラルプラザに東京都の消費生活総合センターがあるほか、各区市町村に相談窓口があります。平日にはなかなか行けないとの声を受け、都のセンターでは昨年度から土曜日の相談を開始しましたが、1日当たり90件もの相談があり、利便性が向上したものと考えています。
 一方、相談員の質の向上では、先ほどふれた基金も活用しながら、スキルアップ研修に力を入れているところです。

―悪質事業者の排除に向けた取り組みはいかがですか。

 実は生活文化局には、脱税を摘発する主税局のような強制調査権がありません。そのため、警視庁OBを配置して、立入調査等のノウハウを提供してもらっています。その結果、悪質業者の摘発が効率的にできるようになるなど大きな成果があがっています。
 また、事業者を処分する際には、必ずプレスに発表して大きく取り上げてもらうようにしています。事例を知ってもらうことが抑止力にもつながるので、単に処分をしたという事実だけではなく、悪質商法の内容を分かりやすい言葉で知らせていくよう努めています。
 さらに、多重債務問題対策では、関係団体との連携のもと、相談体制の強化、教育庁とも連携した学校における消費者教育の実施など多方面から積極的に取り組んでいきます。

 

芸術文化を通じ東京の魅力を発信

―文化行政の取り組みについてうかがいます。

 東京に集積する人材と文化資源を活用し、芸術文化の創造・発信を通じて、東京の魅力を高める施策に取り組んでいます。
 平成20年度からは東京の文化の発信力強化に向け、「東京文化発信プロジェクト」を展開しています。

―「東京文化発信プロジェクト」では、今年も音楽、演劇、美術などさまざまなイベントが開催されていますね。

東京文化発信プロジェクト〈キッズ伝統芸能体験〉

東京文化発信プロジェクト〈キッズ伝統芸能体験〉

 「東京文化発信プロジェクト」は、世界と競い合える芸術文化の創造発信、芸術文化を通じた子供たちの育成、地域の文化拠点の形成を目的として、東京都、東京都歴史文化財団、芸術文化団体などが協力して実施しているプロジェクトで、今年で3年目になります。
 演劇分野では、この秋に舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー10」が開催されます。10月30日から11月28日までの約1カ月にわたり、海外共同制作など20以上の演目が繰り広げられ、多くの来場者が見込まれています。
 伝統芸能では「東京発・伝統WA感動」が8月から実施されており、邦楽や能、民俗芸能などさまざまなイベントが目白押しです。
 このほか、ユニークな試みとしては、「キッズ伝統芸能体験」があります。これは、能楽、日本舞踊、箏曲、長唄の4分野で一流の芸術家による稽古(7カ月)を受け、発表会という舞台を目指すというもので、こうした取り組みを通じて子供たちの豊かな感性を育成していきたいと考えています。

―文化施設の改修についてうかがいます。

 都立文化施設については、老朽化に対応するほか、創造発信拠点としての魅力を高める改修を行っていきます。
 本年4月から上野の東京都美術館が大規模改修工事に入りました。開館以来、35年がたち老朽化が進んでおり、バリアフリーの点でも、高齢者が見て回るのが大変であるなど課題を抱えていました。今後、エントランスやエスカレータ、エレベータ等を整備して、2012年4月には、生まれ変わった施設としてリニューアルオープンする予定です。また、開館20年となる池袋の芸術劇場も来年4月から2012年8月まで休館し、さらなる音響性能の向上を図るなどの改修工事を実施します。このほか、白金の庭園美術館についても改修を行う計画です。

 

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