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技術日本一
2011年11月20日号

 

NIPPON★世界一 (44)

●株式会社E.I.エンジニアリング ●2005年設立
●神戸市中央区(本社)、大田区大森中(東京支社)
●従業員7名

Etomas21行政

株式会社E.I.エンジニアリング

 日本にある世界トップクラスの技術・技能―。それを生み出すまでには、果たしてどんな苦心があったのだろうか。
 昨年7月20日発行号のこのコーナーで取り上げた、エネルギーのトータルマネジメントシステム「Etomas21」が、行政に特化した「Etomas21行政」としてリニューアル。その内容に迫った。

(取材/種藤 潤)

 


代表取締役社長の小川氏

 企業が省エネを推進する風潮が強まっていることに加え、今年3月に起こった東日本大震災の影響による節電の流れも相まって、E.I.エンジニアリングが展開するエネルギーのトータルマネジメントシステム「Etomas21」は好評を博してきた。そして、さらなる戦略を考え、行政に特化したシステムを開発した。

 「行政の世界ですと、Etomas21の特長をさらに強化する必要があり、要望も強いということがわかってきました。今回販売するEtomas21行政は、管理標準や省エネ項目のデータベースの充実と合わせ、その要望をしっかりと捉えた自信作です」

 今年9月よりPR活動をスタート。手応えは十分だと、E.I.エンジニアリング代表取締役社長の小川彰彦氏は、確信を持っている。

 

多様かつ特殊な施設を持つ行政特有の状況に対応

 前身であるEtomas21は、企業はもとより自治体でもエネルギー集計や中長期計画書の作成を簡単に行うことができ、自治体での活用実績も持っていた。

Etomas21行政の管理画面の一部。
※クリックすると拡大表示されます。

 ただ行政は企業に比べ、管轄する事業所(施設)の数が多く、総合庁舎・支所などの事務用途から集会所や福祉施設、また、病院、学校、図書館、浄水場、下水処理場など多くの種類の施設があり、エネルギーの使い方も多様。省エネの推進はそれぞれの施設に合ったエネルギー原単位の設定や、施設に適した管理標準の作成が必要とされる。Etomas21行政は、これらの作業が分かりやすく容易に進められるように仕上げてあるという。

 「実際、行政の業務にあった管理標準項目のデータベースや設備更新項目のデータベースづくりには時間もかかり苦労もありました。でも行政こそ社会において省エネを率先して推進すべき組織。その負担軽減、作業効率化に貢献できる意味は、非常に大きいと思います」

 

集計だけでなく省エネ効果がわかり目標設定も可能

 Etomas21誕生の背景には、2010年の「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(以下省エネ法)改正にあった。これに伴い、対象が事業者(法人)単位に変更され、企業はエネルギー使用量の集計・管理を大幅に変更・強化する必要に迫られた。

 「エネルギー集計と言っても、事業所が多い企業では相当な労力が必要です。そうした企業の省エネを支え、エコ社会の構築に貢献したいと思い、開発に着手しました」

エクセルによる分析表示。エネルギー別、年月別とさまざまな切り口で集計・表示することが可能
※クリックすると拡大表示されます。

 完成したソフトは、専門的な知識がない総務担当者でも対応できるよう、伝票のエネルギー数値を入力するだけで集計できる使いやすいシステムにした。定期報告書、中長期計画書など必要な提出書類の作成も簡単にでき、また事業所間比較などのエネルギー分析もできる。

 「報告書や帳票、リストの出力はエクセル方式でまとめられるので、一般的なパソコン環境で使用できます。加えて他ソフトからの移行も容易。一方で最低限の項目入力で使用できるのはもちろんのこと、詳細な設備データも入力できるようになっており、使い方次第ではより効果のある使い方ができます」

 着目すべきは、エネルギーの集計だけでなく、施設の用途を考慮した上での省エネ効果の試算ができ、中長期計画に反映できる点にある。

 「データベースを活用して施設ごとの管理標準や設備更新計画を作成でき、その施設で、どのような活動をすれば、どれだけ省エネになるかがわかります。これにより年間エネルギー量を20%以上削減した施設もあります」

 年間エネルギー集計だけでなく、具体的な省エネへとつなげる。当たり前のことだが、そこまで考えたシステムはEtomas21以外にはない。

 

よりニーズを吸い上げ充実したマネジメントソフトへ

 これだけの機能を持ちながら、他社製品に比べ低コストなのも、Etomas21の特徴だ。

 「我らE.I.エンジニアリングは少数精鋭です。しかもエンジニアがエネルギーに詳しい点が何よりも強み。だからこそこれだけの低価格を実現できるんです」

 もちろん今回取り上げたEtomas21行政には、基本的にEtomas21の持つ機能はすべて標準装備。コストもリーズナブルに抑えた。

 さらに行政以外でも、Etomas21をカスタマイズして展開することはできるという。

 「特に最近は、エネルギー情報を総合的に管理したい、また環境報告書作成とつなげたい、という企業からのニーズが強いです。エネルギーに関する数値に加え、排水や排出ガスなど環境に関するデータも一括で管理できれば、さらに幅広い企業の省エネに貢献できると思います」

 Etomas21という優れたエコロジー・マネジメントシステムを核に、さらに細かいニーズに対応したシステムを構築していく。今後ますます企業の省エネ意識が強まるなか、同社の忙しい日々は当面続きそうである。

 

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