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環境
2009年12月20日号
応援します 東京 農林水産業(5)

「自由が丘森林化計画」から生まれた自由が丘産はちみつ
「丘ばちプロジェクト」

自由が丘の真ん中でミツバチを飼育

 自由が丘商店街振興組合は、今春から自由が丘の街に緑を増やす環境活動「自由が丘森林化計画」のメイン事業として、自由が丘でミツバチを育てるプロジェクト「丘ばちプロジェクト」をスタートさせた。

丘ばちプロジェクト

1回に採取できるはちみつの量は10グラム。今年は約90キロ採取できた。春から秋にかけてはちみつの味や香りが異なる
※画像をクリックすると拡大表示されます。

 「自由が丘森林化計画」は、これまで駅周辺の緑化活動や花の種配布などを行ってきた。「自由が丘は駅から少し離れると庭のある住宅が多く、季節ごとにさまざまな花木が咲きます。今回の養蜂事業で、住民の方たちの環境意識が高まり、人と人とがつながるものになればと思っています」と同組合事務長の中山雄次郎氏。プロジェクト立ち上げにあたっては、2006年から銀座中心部でミツバチを育てる「銀座ミツバチプロジェクト」の西洋ミツバチを分けてもらい、同プロジェクトスタッフ指導のもと、自由が丘のビル屋上での飼育が始まった。「有志で10人くらい集まりましたが、みんな素人。環境指標生物ともいわれるミツバチを飼育するのは予想以上に大変でした」と中山氏。それでも当初2万匹だったミツバチが今秋までには12万匹までに増え、約90キロのはちみつを採取した。

 

「丘ばちスイーツ」も販売

丘ばちプロジェクト

自由が丘商店街の一角にあるビルの屋上でミツバチを飼育
※画像をクリックすると拡大表示されます。

 スイーツのフードテーマパーク「自由が丘スイーツフォレスト」も、本プロジェクトに参加し、自由が丘で採蜜されたはちみつを使用したオリジナルスイーツを開発。生地にコクのあるはちみつを練りこみ、仕上げには軽やかなバラの香りのはちみつをたっぷり塗って仕上げた「丘ばちパウンド」(1500円)が限定販売されている(はちみつのみで甘みを加えた「丘ばちプリン」は販売終了)。また、自由が丘の老舗「モンブラン」でも土日限定ではちみつクリームの入ったシュークリーム「おかばちばくだん」を販売。入手困難なほどの売れ行きだ。「今年から始めたばかりの飼育で、ミツバチたちが越冬できるかどうかが心配です。もし越冬できたら、ミツバチたちの後を追って蜜源ウォークなどもやってみたいですね」と中山氏。

 来春、ミツバチたちが再び自由が丘の街を飛び回ることを願ってやまない。

●問合せ:自由が丘商店街振興組合 TEL 03・3717・4541
/自由が丘スイーツフォレスト TEL 03・5731・6600

 

 

 

 

タグ:地産地消 農業 林業 漁業

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