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環境
2011年11月20日号


第7回 檜原村の急峻な畑で栽培される伝統のじゃがいも
おいねのつる芋

取材協力/江戸東京・伝統野菜研究会代表 大竹道茂
大竹道茂の江戸東京野菜通信 http://edoyasai.sblo.jp/

 

おいねのつる芋

大女将・岡部さんが塩茹でしてくれた「おいねのつる芋」。 通常の男爵よりも小ぶりだ

 江戸時代、わが国に伝わったとされる古いタイプのジャガイモが東京にもあるという。その名は「おいねのつる芋」。今回は檜原村・三頭山(みとうさん)の麓、南秋川渓谷に抱かれるように佇む三頭山荘の大女将・岡部里久子さんから、檜原村に伝わる伝統のじゃがいも、「おいねのつる芋」について話を聞いた。

 「『おいねのつる芋』というのは、薮馬山荘(現在休業中)の何代か前の『おいね』さんという人が作り始めたとこの辺りでは言われています」と岡部さん。しかも「つる」は「蔓」ではなく、山梨県の「都留」の地名から来ているという。

三頭山荘の名物「山菜小皿料理」

三頭山荘の名物「山菜小皿料理」。ユリの根、ワラビ、ムカゴなどの山菜20種類ほどが食べられる

 「この地域は昔から都留との交流が深く、嫁入りも多かったからね。種芋を持って嫁入りしたようです」

 岡部さんは収穫してあった伝統のじゃがいもを塩茹でして振舞ってくれた。味は男爵とメークインの中間という感じ。

 栽培は3月末から4月半ばくらいに植え、7月ころに収穫。普通の男爵に比べると小さいが、たくさんでき、病気にも強い。昔は収穫後、芋が凍らないように屋根裏に保存していたという。

山の急斜面ではこの時期いんげん、ししとう、のらぼう菜などを栽培。斜面をいとも簡単に登って収穫する岡部さん

 

 おいねのつる芋がどんなところで栽培されているのか見せてほしいと頼んだ。案内してくれたのは旅館の裏山の斜面に作られた畑。「いんげんができているかな」と、87歳の高齢ながらもどんどん急斜面を登っていく。

 「最近は足が痛くてね。でもまだまだ若い人には負けないよ」

 急峻な斜面が多い檜原村の地形をうまく利用しながら野菜を栽培する、これも東京の農業だ。

 


●観光旅館 三頭山荘

西多摩郡檜原村数馬2603 電話042・598・6159

http://www.mitou-sansou.com/

 

本記事でご紹介した「おいねのつる芋」を使った料理「おいねのつる芋のゆず味噌田楽」の作り方はこちらをご覧ください。

 

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