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第25回 フランスの家庭料理レシピ (2)  キッシュ2014年04月20日号

 
山下敦司シェフのフランス料理美食のススメ

 

フランスの家庭料理レシピ (2)  キッシュ

自分の好きな具材を入れてオリジナルキッシュを楽しんで

 今回は、フランス人も大好きなキッシュのレシピをご紹介します。フランスでは惣菜を専門に扱うシャルキュトリーはもちろん、パン屋、お菓子屋など、いたる店で見かけ、家庭でも主婦が気軽に作るおもてなし料理の代表選手です。自分の好きな具材を入れて、オリジナルキッシュを作ってみてください。

●材料〈4人分〉 ベーコン120g(お好みでほうれん草、きのこなど入れても美味しい) 【パートフリゼ(タルト生地)】※冷凍パイでも代用可250g
小麦粉200g・卵1個・バター100g・塩5g・水小さじ1~適量
【アパレイユ(中身)】< br /> 卵3個・生クリーム200cc・グリュイエールチーズ(すりおろしたもの)60g・ナツメグ少々・塩、胡椒適量

●作り方

  1. パートフリゼを作る。台の上に小麦粉をふるい、中央を窪ませ、卵を割りいれる。
  2. 塩、柔らかくしたバターを小さくちぎって加える。
  3. へらで切るように混ぜ合わせ、生地をみながら水を加える。
  4. まんべんなく手で混ぜ、水が足りなければ加える(最初は手についてまとまりにくいが、頑張ってまとめる)。
  5. まとまってきたら折りたたむように混ぜる(こねない!)。
  6. 丸くまとめてラップに包み、冷蔵庫で20分休ませる。
  7. めん棒を使って厚さ約3㎜にのばし、直径18㎝の型に敷き、底にフォークなどを使って空気穴を開け、冷蔵庫でさらに20分休ませる。
  8. 休ませた生地にクッキングシート(またはアルミホイル)を敷いて、型がくずれないように重し(金属、小石、乾燥の豆類など)を置き180℃に熱したオーブンで20分ほど焼き、オーブンから出したらすぐにシートごと重しをはずす。
  9. アパレイユを作る。ボールに卵を割りいれ、塩、胡椒、ナツメグのすりおろしを入れ、泡立て器でよくかき混ぜる。
  10. 生クリームとグリュイエールチーズを加える。
  11. ベーコンを長方形に切り、フライパンできれいな焦げ色になるまで炒め、油を切る。
  12. 11.のベーコンを8.の底に敷き並べ、10.のアパレイユを注ぎ加えて、180度のオーブンで25分間焼く。焼き上がったらすぐに型からはずしたらできあがりです。

 


<山下敦司プロフィール>

フレンチレストラン「アルゴ」(千代田区麹町)総料理長。
服部栄養専門学校卒業後、銀座「フランス料理清月堂」、大阪欧風菓子「ケンテル」を経て、1995年渡仏。
エクス・アン・プロヴァンス「ル・クロー・ドゥ・ラ・ヴィオレット」(ミシュラン二ツ星)、パリ「ル・ディヴェレック」(二ツ星)、アヌシー「オー ベルジュ・ド・レリダン」(三ツ星)、ロアンヌ「トロワグロ」(三ツ星)、パリ「ピエール・ガニェール」(三ツ星)と数々の名店で部門シェフを務め、クラシックから最先端のフレンチまで幅広く研鑽を積む。
2000年に帰国後は、ガニェール氏の推薦により「ル・コルドン・ブルー・パリ」にて6年半、料理講座教授。

 

 

 

 

タグ:フランス料理 山下敦司

 

 

 

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