HOME » サイトマップ » 都議会各会派が役員発表

都議会各会派が役員発表2018年08月20日号

自民は吉原修氏が再度幹事長に

 

 都議会各会派の次期執行部体制が相次いで発表された。都民ファーストの会、公明、共産、立憲民主党・民主クラブの4会派の幹事長は続投となったが、自民党は先月20日、新幹事長に吉原修氏(5期・町田市)を選出した。吉原氏の幹事長就任は平成25年以来で2回目。8月1日には政調会長に山崎一輝氏(3期・江東区)、総務会長に三宅正彦氏(3期・島しょ)を選任し新体制が始動している。

 都議会第1党で小池都政を支える都民ファーストの会は増子博樹幹事長(3期・文京区)が続投となった。政調会長には小山くにひこ氏(3期・府中市)が、総務会長には荒木ちはる氏(1期・中野区)が就任した。

 会派所属議員は53名、そのうち1年生議員が多数を占めることからそれぞれの役職の代行には1年生議員が就いた。増子幹事長は「この1年間は議会経験のある議員を登用してきたが、今回は1年生議員に各会派との交渉を経験し、勉強してもらうために登用した」と話す。この他、団長には大津浩子氏(5期・渋谷区)が、団長代理には石毛茂氏(4期・西東京市)といったベテランが就任している。

 現在の小池知事について増子幹事長は「色々な団体や地域の集会に精力的に出席しており、歴代の知事にはない動きだ。スピード感もあるし個々の政策でも結果が出てき始めている」と評価している。

 公明は東村邦浩幹事長(5期・八王子市)、橘正剛政調会長(4期・板橋区)をはじめ、現執行部が続投した。都民ファーストの会とともに小池都政を支えており、その存在感は大きい。

 自民は7月20日の総会で、次期幹事長に吉原修氏(5期・町田市)を選出した。吉原氏は平成25年の猪瀬知事時代にも幹事長を務めており、今回は再登板となる。

 自民では、平成21年の都議選で民主党(当時)に第一会派を奪われた期の平成23年に、宮崎章氏が幹事長として再登板したことがある。政調会長に山崎一輝氏(3期・江東区)、総務会長に三宅正彦氏(3期・島しょ)を選出している。

 今年度の東京都の一般会計予算に反対し、名実ともに小池野党となった自民だが、吉原幹事長は選任時に談話を発表、「これまでの小池都政の失政に対する都民の不安と不満が堆積している。我が党は、引続き『都民の与党』として、真の都民のための都政実現へ向け全力を傾注していく」と、小池知事との対決姿勢を鮮明にしている。

 共産は曽根はじめ団長(6期・北区)、大山とも子幹事長(7期・新宿区)、清水ひで子政策調査委員長(6期・八王子市)ら9名の執行部全員が続投となった。立憲民主党・民主クラブは政務調査副会長に西沢けいた氏(3期・中野区)が就任した以外は全員が続投となった。幹事長は中村ひろし氏(3期・三鷹市)、政務調査会長は宮瀬英治氏(2期・板橋区)。

 

小池知事と相次いで面談

 都議会各会派の執行部は1日、相次いで小池知事と会談した。

 都民ファーストの会は増子幹事長らが出席、一人ひとりの役員を紹介、「皆でしっかりと手を携えて頑張っていきたい」と述べた。公明の東村幹事長は続投の挨拶の後、小池知事と懇談、今年の猛暑を受け2020年の五輪への影響などについて意見交換を行った。

 自民は吉原幹事長以下、新役員12名全員が簡単な自己紹介を行った。共産の大山幹事長は冒頭、小池知事が豊洲市場の安全宣言を行ったことに抗議したほか、熱中症対策の充実を要請した。立憲民主党・民主クラブも小池知事と意見交換した。

 

 

 

 

タグ:

 

 

 

定期購読のご案内

NEWS TOKYOでは、あなたの街のイベントや情報を募集しております。お気軽に編集部宛リリースをお送りください。皆様からの情報をお待ちしております。

都政新聞株式会社 編集室
東京都新宿区早稲田鶴巻町308-3-101
TEL 03-5155-9215  FAX 03-5155-9217
一般社団法人日本地方新聞協会正会員