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オリ・パラの取組(素案)まとまる2015年12月20日号

 
大会後のレガシー見据える

 東京都は先ごろ、「2020年のオリンピック・パラリンピックに向けた取り組み」の素案をまとめた。各競技施設や選手村は、大会後にはレガシーとして残していくことになるが、そのための東京都の取り組みを明らかにし、都民がオリンピック・パラリンピックに関わり、参加するきっかけとしたい考えだ。


 素案では取り組みの方向性として図にあげた8つのテーマを示すとともに、東京、日本、世界の3つの視点を取り入れている。また、東京は2020年パラリンピック大会が世界で初めて2回目の開催都市となることから、「パラリンピックの成功がなければ2020年大会の成功はない」と意欲を見せている。

 まず、都民とともに大会を作り上げるため、大会開催機運の醸成を図る。ライヴイベントの展開、カウントダウンイベントやパラリンピックの競技を体験できるプログラムなどを実施する。2019年のラグビーW杯では、ファンゾーンを設置し、2020年大会の機運醸成につなげる考えだ。

 新規の競技施設の整備については、新国立競技場の整備の迷走を踏まえてか、責任を明確にした体制のもとで進行管理と適切な情報管理を行うことを明言している。民間のノウハウを生かした施設運営計画の策定、バリアフリーの促進も行う。

 選手村については「誰もがあこがれ住んでみたいと思えるまちに」のコンセプトの下、多様な居住者を受け入れる住宅の整備を進める。カーシェア・シェアサイクルや船着場などを整備、エコなまちづくりをめざす。

 環境面では、水素エネルギーの普及を推進するため、日本の高い技術力を世界に発信する。真夏の大会となるための暑さ対策、水と緑に囲まれた快適な都市環境の実現を目指す。

 

 

 

 

タグ:2020東京オリンピック・パラリンピック

 

 

 

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