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局長に聞く86 建設局長2016年01月20日号

 
建設局の使命を痛感

建設局長 佐野 克彦氏氏

建設局長 佐野 克彦氏

 東京都の各局が行っている事業について、局長自らが紹介する「局長に聞く」。86回目の今回は建設局長の佐野克彦氏。河川や道路などの都市基盤の整備は都民の利便性の向上に必要不可欠だが、事業推進に向けた取り組みを聞いた。

(聞き手/平田 邦彦)

道路ネットワークの充実を急ぐ

—佐野局長は入都が建設局だと伺っています。

 当時の第一街路整備事務所が最初の配属先でした。第一街路整備事務所は、1964年の東京オリンピック開催時に道路整備を推進した事務所の流れをくむ組織です。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が決まり、再び道路整備を所管する局に戻ってきたことは非常に感慨深いものがあります。  局を代表する立場ですから公の場に出る機会も多く、挨拶する場面も多いのですが、私は挨拶が得意なほうではないので、苦労しています。(笑い)

—就任当日から水害対策の本部設置を経験されたそうですが。

 東京都では、東京地方に気象警報などが発令されると、建設局長が本部長となる「水防本部」が即座に設置されることとなっています。

 就任当日の昨年7月16日、台風11号に備えて早朝5時に水防本部を設置しましたが、改めて所管する道路・河川・公園などの都市インフラから都民の生命・財産・安全を守るという、建設局に課せられた使命の重さを痛感したところです。

 緊急時においても建設局では、長年培ってきた災害対策対応能力やノウハウがあり、しっかり体制が整っています。こういったことを錆びつかせずさらに磨きをかけていくことが重要だと考えます。

—事業の推進にあたって重視することは。

 「利便性を向上させ、経済的発展を支えること」「都民の安全を守ること」「快適で潤いのある暮らしを演出すること」—の3つがあります。

 「利便性を向上させ、経済的発展を支えること」では、首都高中央環状品川線の開通による多くの効果が生じている一方、一般道では都市計画道路の整備率は6割と未だ道半ばの状態です。今年3月には「都市計画道路の整備方針(第4次事業化計画)」が策定されます。今後も幹線道路ネットワークの充実をさらに進めていきます。

 「都民の安全を守ること」では、豪雨対策として「環状7号線地下広域調節池」など5施設の着工を平成28年度に目指すほか、東部低地帯での耐震・耐水対策を引き続き進めます。

 「快適で潤いのある暮らしを演出すること」では、規制緩和などの柔軟な対応や特区を活用するなどの手法を用いて、新虎通りでの歩道を活用したオープンカフェや、日本橋川の「かわてらす」などを実施しました。

 また、駒沢オリンピック公園でのレストラン設置や都立公園への保育所設置など、様々な取り組みを進めているところです。こうしたことで、道路・河川・公園などの公共空間を、成熟社会に相応しい価値観に対応して整備・運営し、東京に新たな賑わいを創出したいと考えています。

 

五輪大会は東京発展の一里塚

—整備とともに、維持管理も大切な課題のひとつだと思いますが。

 インフラの維持更新はとても重要な課題だと思っています。都内には数多くの老朽化した施設があり、今後、一斉に更新時期を迎えます。

 そこで都では現状を技術的・科学的に把握し、不具合を事前に予測して維持管理することで、結果的に施設の長寿命化、更新時期や費用の平準化、総事業費の縮減を図る「予防保全型管理」を積極的に導入しています。橋梁では平成21年度から、トンネルでは一昨年11月に計画を策定し取り組みを開始しています。

—東京2020大会に向け、建設局ではどのような事業を進めていくのでしょう。

 大会開催施設の整備としては、カヌー・スラローム会場やアーチェリー会場などがあります。環状2号線をはじめとするオリンピック開催に向けた関連道路の整備は勿論、無電柱化や遮熱性舗装などの関連事業にもしっかりと取り組みます。

 しかしオリンピックの開催がゴールではありません。成熟都市として東京がより深化し、日本の発展を牽引する「首都東京」であり続ける必要があります。そのためには東京2020大会を一里塚としてその先をしっかり見据え、都民が暮らしやすいだけでなく、誇りをもって海外からのお客様をおもてなしできるような、素晴らしい都市空間を作り上げていかなくてはならないと考えています。

—職員に期待することは。

 就任当初から「現場第一主義」を基本に事業を推進していこうと、職員と話しています。本庁や事務所の垣根なく、色々な意見や新たな発想などを皆で議論し、より良い施策を作り上げていきたいですね。

 そのためには臆せずにどんどん発言してほしいと思います。そしてそういったことが自然に行われている「自由闊達な風土」を作っていきたいと思います。

—局長の趣味は何でしょう。

 私はクラシック音楽が好きで、若い頃からずっと聞いてきました。かつては合唱団に所属していたのですが、止めてしまってずいぶん経ちます。今は聞く方専門です。(笑い)

 後は最近始めたのですが、ウォーキングをやっています。体調管理が重要だなと思うようになり、ジョギングより膝を傷めない運動ということで週末を中心にやっています。

 

  
 

 

 

タグ:東京都建設局

 

 

 

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