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知事、私的支出認め謝罪2016年05月20日号

 
政治資金に関する報道で会見

 舛添知事は13日、政治資金を私的に流用したとの報道を受けて会見を行い、収支報告書に数件の私的支出が紛れていたことを認め、「不徳の致すところ。心からおわびを申し上げる」と謝罪した。千葉県のホテルでの宿泊代、飲食店でのプライベートな支出や確認がとれないものなど約45万円を返金する意向を示した。しかし舛添知事に対する批判は会見後も収まる様子はなく、都庁には都民からの苦情も相次いでいる。知事には更なる真摯な説明が求められる。

宿泊代など約45万円を返金へ

 この問題は11日発売の週刊誌が取り上げた。舛添氏の政治団体「グローバルネットワーク研究会」(既に解散)が2013年と2014年に千葉県のホテルに「会議費用」として支出した約37万円が、実際には舛添氏の家族旅行に使われた疑いがあるというもの。

 大勢の報道陣が詰めかけた会見室に現れた舛添知事は、これまでの調査内容について説明した。

会見で謝罪する舛添知事(13日都庁)

会見で謝罪する舛添知事(13日都庁)

 ホテルの会議費用については、宿泊していた部屋で事務所関係者などと会議をしていたこと、14年の宿泊では都知事選への対応で会議を行っていたことなどを説明した。

 その一方で、家族と宿泊していた部屋を会議に利用したことについては反省の意を示し、会議費用について収支報告書の記載を訂正・削除し、返金する意向を示した。

 このほか、各料理店などでの飲食についての支出では、政治団体での使用が確認されたもの以外に、舛添氏の私的利用や未確認のものが含まれていたことから、収支報告書を訂正・削除し返金するという。

 こうした一連のミスについては、領収書の仕分けの際に、勘違いから生じたものだと説明、「会計責任者を責める気はない」としている。

 再発防止について舛添知事は「今までは収支報告書の詳細については、十分な把握はしていなかった。しかし今回報道された事実関係の確認作業を通じて不適切な点が幾つかあったことを踏まえ、今後は政治資金に精通した専門家にチェックをお願いしたい」と、第三者によるチェックを導入することを明らかにした。

 さらに「これからは東京を世界一の都市にする、そして20年東京五輪・パラリンピック大会を史上最高の大会にする、この大きな目標に向かって全力をあげて努力し、都民の皆さまの信頼を回復していきたい」と、都政への意欲を強調、都民に対し理解を求めた。

 

今後の動きは不透明

 海外出張における高額な経費の使用、公用車での別荘移動、税金や公用車の使用に都民からの厳しい批判が寄せられた直後の、今回の政治資金に関する報道には多くの関心が集まった。

 2時間近くに及んだ会見では謝罪の言葉はあったものの、千葉のホテルでの会議の出席者や人数を問われると、「プライバシーに関するものなので答えられない」の一点張りに終始するなど、後味の悪さも残った。

 議会の反応だが、自民党は「まずは舛添知事が事実関係をしっかり説明すべき」というスタンスで静観の構え。都議会民進党と民進党都議団は13日に連名で知事に申し入れを行ったほか、東京維新のやながせ氏は知事の辞職を求める談話をまとめている。

 共産は17日、6月1日開会予定の都議会定例会を待たずに臨時会を開催するよう都議会議長はじめ各会派に提案した。知事が議会に対し説明するよう求めている。

 会見の内容は各メディアで大きく報じられているが、そのほとんどは知事に批判的だ。今後、舛添知事の求心力の低下を指摘する声もあり、今後、事態がどう動くかは不透明だ。

 

 

 

 

タグ:舛添都知事 政治資金規正法 収支報告書 

 

 

 

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