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東京都の監理団体 第2回2016年09月20日号

 
都民の生涯にわたるスポーツ等の普及振興と都内の埋蔵文化財保護を図る
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団

東京都スポーツ文化事業団事務局長の早崎道晴さん(左)と、事務局次長の筑井賢次さん

公益財団法人東京都スポーツ文化事業団

 東京の暮らしを公的に支えるのは、都庁や区市町村などの自治体だけではない。東京都の監理団体を中心に、ビジネス、環境、医療、福祉、スポーツなど、多くの公共団体が縁の下の力持ちとして支援している。シリーズ2回目となる今回は、東京のスポーツ行政の中核を担う「東京都スポーツ文化事業団」の取組みを紹介する。

(取材/山下 里美)

スポーツを楽しみ文化に親しむ
そんな豊かな環境づくりを目指す

 スポーツ等の振興および埋蔵文化財の調査や保存などを行い、都民の文化的生活の向上に貢献することを目的に活動している「公益財団法人東京都スポーツ文化事業団」(以下、事業団)。東京のスポーツ施設の拠点、東京体育館、駒沢オリンピック公園総合運動場、東京武道館、東京辰巳国際水泳場の指定管理者であり、各施設の特性を生かした競技大会などを開催するほか、年齢や障害の有無にかかわらず誰もが生涯を通じてスポーツに親しみ、また楽しむことができるよう、各ライフステージに合わせたさまざまな事業を展開している。また、東京都立埋蔵文化財調査センターの指定管理者として埋蔵文化財の保存と活用を図っている。

 

参加体験型イベントでスポーツの楽しさを伝える

事業団事務局のある東京体育館。

事業団事務局のある東京体育館。メインアリーナの稼働率は99.7%!

 事業団では、スポーツのすばらしさや楽しさを体験できる数々のスポーツイベントを行っているが、代表的なものとして毎年10月に開催される『スポーツ博覧会』が挙げられる。「都民の皆さんにスポーツに興味と関心をもってもらおうと平成21年から行っている参加体験型のイベントです。昨年は来場者も2日間2会場で20万人を超える博覧会の名にふさわしい大きなイベントとなりました。今年は駒沢オリンピック公園総合運動場と小金井公園の2会場で開催します。当日受付のプログラムも多く、とにかくさまざまなスポーツが体験できます。また、体育の日にはスポーツ施設ごとに趣向を凝らしたイベントも実施しています」と話す事務局次長の筑井賢次さん。

 9月からは都立特別支援学校の体育館やグラウンドなどを、障害のある人や障害者スポーツ競技団体などに貸し出す「都立学校活用促進モデル事業」も開始。健常者も含め各実施校で、体験教室や地域スポーツの交流会などを開催し、障害者スポーツの普及にも努めている。

 

青森から東京まで1273.2km全国と被災地をたすきでつなぐ

ゲストの朝原宣治さんや青木愛さんとともに、約100人のランナーが上野恩賜公園に無事ゴールした

ゲストの朝原宣治さんや青木愛さんとともに、約100人のランナーが上野恩賜公園に無事ゴールした

 今年で4回目を迎えた「未来(あした)への道1000km縦断リレー」は、青森から東京まで全長約1273.2km、全163区間をランニングと自転車でつなぐリレー。東日本大震災からの復興へ向けた取組みを発信することで、震災の記憶の風化防止につなげるとともに、全国から集まる参加者と被災地の人々との絆を深めることを目的に震災の2年後から始まった。今年も2020年の東京オリンピック開催日となる7月24日に青森県庁をスタートし、8月7日のグランドゴールの地、東京都立上野恩賜公園を目指して、1000人以上のランナーとライダーがたすきをつないだ。

 「今年は約1300人を超えるランナーやライダーが被災地を走ってくれました。始めた当初は、1000人を集めるのにも苦労しましたが、今年は3000人を超える応募があり、認知度が高まってきたことを実感しています。各地域への交通費や宿泊費などは自己負担ですが、これに参加することが復興支援と捉え、毎年参加してくれるランナー・ライダーもいます」とうれしそうに語る筑井さん。

 日本ではまだまだと思われていた、復興支援やチャリティを目的としたスポーツイベントが、ここに根付き始めていた。

 

埋蔵文化財保護のための発掘調査や出土品の展示など

 埋蔵文化財を保護するための発掘調査を行い、遺物の保管や調査成果を報告書にとりまとめる埋蔵文化財事業も事業団のもう一つの柱。

東京都埋蔵文化財センターでは火おこし体験などイベントも開催

東京都埋蔵文化財センターでは火おこし体験などイベントも開催

 「東京都をはじめ、国の機関などが行っている開発事業で発見された遺跡の発掘調査を行っているのが、東京都埋蔵文化財センターです。平成28年度は、25件の埋蔵文化財の調査を受託していますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが決まり、各種インフラ整備や再開発が急ピッチで進められる中、開発地域内に存在する埋蔵文化財の発掘調査事業も開始されるので、さらなる多忙を極めるでしょう」と話す事務局長の早崎道晴さん。

 埋蔵文化財センターでは、出土品の展示やイベント、講演会なども行い、埋蔵文化財への理解を深めるための、広報普及活動を行っている。

 「2020年まで4年を切りました。東京体育館はオリンピックとパラリンピックの卓球会場、東京辰巳国際水泳場はオリンピックの水球会場となります。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とも連携をとり、しっかりとその準備を進めていくのが現時点での最大の課題です」と早崎さん。

 スポーツの秋到来!事業団では前出の「スポーツ博覧会・東京2016」など、さまざまなイベントを開催予定。秋の爽やかな1日を、スポーツを楽しみながら過ごしてはいかがだろうか。

 

 

 

 

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