来年度予算各局要求まとまる

  • 記事:遠藤 直彦

オリパラ準備局が大幅増

 平成31年度予算は、2020年のオリンピック・パラリンピック大会を目前に控え、その成功を視野に入れつつも都政の課題に的確に対処する必要がある。就任3年目を迎える小池知事にとっても、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」を実現し、東京大改革を推進したいところだ。

 平成30年度予算は、「将来を見据えて財政の健全性を堅持しつつ、東京2020大会の成功とその先の未来に向けて、都政に課せられた使命を確実に果たしていく予算」と位置付けられている。今回の各局予算要求を踏まえ、平成31年度予算においてもこうした考えを念頭に編成作業が行われる可能性がある。

 局別の内訳を見ると、要求額の伸びが顕著なのがオリンピック・パラリンピック準備局。3527億円と、今年度に比べ2132億円以上、153%の増となっている。

 大会開催に向けた準備費として、開催都市PR、大会開催の普及啓発、ボランティアの機運醸成・育成支援などに要求が行われた。

 この他、オリンピック・パラリンピックの開催計画では24億円を計上、大会開催時の都市運営、セキュリティー対策などに充てられる。施設整備に関しては、90億6千万円を計上、新規恒久施設の整備や輸送検討の調査などに充てられることとなる。

 政策企画局は78億5千万円と、今年度比で約1億3700万円、21.1%の増。都政の官房役を担うことから、政策の立案や総合調整の面での増が目立つ。「国際金融都市・東京」の実現や戦略的広報体制の充実強化などに取り組む。

 環境局は約441億円。今年度比で約104億円、31.1%の増。オリンピック・パラリンピック大会の暑さ対策、家庭のゼロエミッション行動推進、燃料電池バスの導入促進などの、環境保全対策に要求が集まった。

 所管事業が多岐にわたる福祉保健局は、約1兆1906億円。今年度比で約368億円、3.2%の増。受動喫煙防止対策の推進をはじめとする、たばこによる健康被害防止対策の推進、東京DMATの特殊災害対応の研修実施、認知症高齢者グループホーム緊急整備などで要求がなされている。

区分31年度要求額31年度予算額増減額増減率(%)
政策企画局 7,850 6,482 1,368 21.1
青少年・治安対策本部 2,979 2,713 266 9.8
総務局 187,925 172,047 15,878 9.2
財務局 86,189 28,130 58,059 206.4
主税局 69,832 71,093 -1,261 -1.8
生活文化局 216,425 221,880 -5,455 -2.5
オリ・パラ準備局 352,700 139.430 213,270 153.0
都市整備局 141,844 134,209 7,635 5.7
環境局 44,096 33,632 10,464 31.1
福祉保健局 1,190,643 1,153,854 36,789 3.2
病院経営本部 13,237 13,095 142 1.1
産業労働局 485,943 455,511 30,432 6.7
建設局 583,118 596,500 -13,382 -2.2
港湾局 132,019 122,920 9,099 7.4
会計管理局 2,905 3,145 -240 -7.6
労働委員会事務局 656 657 -1 -0.2
収用委員会事務局 498 515 -17 -3.3
議会局 6,045 6,097 -52 -0.9
人事委員会事務局 938 979 -41 -4.2
監査事務局 998 1,002 -4 -0.4
選挙管理委員会事務局 5,641 413 5,228 著増
教育庁 831,301 818,371 12,930 1.6
警視庁 672,104 654,675 17,429 2.7
東京消防庁 266,477 254,007 12,470 4.9
公営企業会計支出金等 299,374 290,808 8,566 2.9
一般歳出 5,601,737 5,182,165 419,572 8.1
公債費・特別区財政調整会計繰出金等 1,783,932 1,863,835 -79,903 -4.3
合計 7,385,669 7,046,000 339,669 4.8

(注)各計数は、原則として表示単位未満四捨五入のため、合計等に一致しないことがある。

    

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